ナジブ・ラザク首相は10日、訪問先のトルクメニスタンで、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)がトルクメニスタンにおける石油・ガス(O&G)掘削事業に80億米ドル(256億リンギ)を投資したと明らかにした。
ナジブ首相は多額の投資を通じてトルクメニスタンにおける事業を強化する計画であるとコメント。生産分与契約(PSC)の対象地域を拡大させ、生産量を増やすと述べた。
トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領はペトロナスを、パートナーであると見なしており、投資を通じてO&Gセクターの人材育成に貢献することを期待しているという。
ペトロナスは1996年からカスピ海で掘削活動を実施しており、トルクメニスタンのO&G産業に進出している唯一のマレーシア企業となっている。ペトロナスはPSCを通じて掘削活動を行い、トルクメン・ガスに石油やガスを販売している。
ペトロナスは10日、炭化水素の生産に関してトルクメニスタンの政府機関との間で長期的な協力をすることで了解覚書を締結した。