ナジブ・ラザク首相は19日、出入国管理局内に移民サービス部(ESD) を新たに設置した。
ワンストップ・センターと位置づけ、外国人専門技術者(外国人駐在員 含む)の労働許可証発行をスピーディに行なう。これまで1カ月以上かかっていた手続きを 5営業日で完了させることを目指す。
移民サービス部の設置は、外国人専門技術者の誘致を促進するために 2012年にナジブ首 相が発表したもの。雇用パス、扶養家族の滞在許可証、訪問許可証、専門家滞在許可証、レ ジデントパスなどの発行手続きを一手に引き受ける。これまで業種に応じて異なる官庁で許 可を取る必要があった。
ESDによるサービスは、ジョホール州やペナン州を皮切りに全国に広げていく。また外国 人専門家の認可機能をマレーシア投資開発庁(MIDA)やマルチメディア開発公社(MDeC)に も拡大していく。
現在、外国人専門家は国内に9 万人以上いる。高所得の専門家だけが取得できる長期間滞 在可能のレジデントパス取得者も2,000人以上いるという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、星洲日報、6月20日)