イスラム教聖職者のヒンドゥー教侮辱発言…ソーシャルメディアで広まる

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール(イメージ)
マレーシア クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

イスラム教の聖職者が2月に行ったスピーチにおいて、ヒンドゥー教を侮辱する発言を行ったビデオがソーシャルメディアやブログなどで広まったと、フリー・マレーシア・トゥデーが報じた。

発言に対し、与党連合・国民戦線(BN)構成党、マレーシア・インド人会議(MIC)の青年部や非政府組織(NGO)などが7月30日、クアラルンプールのブリックフィールズにおいて抗議活動を行った。

またペナンでは、MICペナン支部の婦人部や青年部、人民進歩党(PPP)、インド系NGOが警察に捜査をするように訴えた。

問題のビデオは、ウスタズ・シャール・ハミド師がヒンドゥー教や神のガネーシャを侮辱する発言や、アラガッパブランドのカレー粉をボイコットするように呼びかけているもので、7月28日にソーシャルメディアなどに掲載されインド系マレーシア人の間で炎上した。すでにビデオは削除されている。

ウスタズ師は謝罪を表明。スピーチはハラル(イスラムの戒律に則った)とハラム(イスラム教の禁忌)に関するもので、インド系マレーシア人を侮辱する意図はなかったと述べた。ビデオは、ウスタズ師の許可を得ず公開されており、悪意のある者により公開されたものだと弁明した。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  8. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  9. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  10. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る