マレーシア、コーズウェイの通行料金を改訂…8月1日より値上げ

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
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マレーシア高速道路公団(MHA)は、シンガポールに接続するコーズウェイ(連絡道)の四輪車の利用について8月1日より料金を値上げすると発表した。

乗用車の場合、これまではマレーシアに入国する際にのみ、料金が2.90リンギかかっていたが、これを9.70リンギに引き上げ、これまで無料だった出国の際の料金を6.80リンギとする。これにより往復で、従来の5倍となる16.50リンギかかることになる。料金はスルタン・イスカンダル・ビルディングの税関、出入国管理局、検疫(CIQ)において徴収する。

二輪車についてはこれまで通り無料とするため、通勤手段を乗用車からバイクに切り替える者が増えると予想される。コーズウェイは1日に9万5000人のバイク運転手が利用しており、大部分がシンガポールで就労している。

料金値上げ分は、スルタン・イスカンダル・ビルディングの施設やサービスの改善に利用する。地元政治家らからは、新たな料金が高すぎるとの声が上がっている。シンガポール側も値上げ実施の意向を示しているが、7月30日までに正式発表はなかった。

一方、南北高速道路(NSE)とコーズウェイを結ぶ東部分散リンク(EDL)の利用料金は無料のまま据え置かれる。MHAによると、EDL利用者の80%は区間利用者でありコーズウェイまで行かないため影響はないという。

広瀬やよい

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