プロトン、韓LGと共同で電気自動車開発…「アイリス」ベースに試作

エマージング・マーケット 東南アジア
プロトン、韓LGと共同で電気自動車開発…「アイリス」ベースに試作
プロトン、韓LGと共同で電気自動車開発…「アイリス」ベースに試作 全 1 枚 拡大写真

国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは電気自動車(EV)の大量生産計画を進めている。ムスタパ・モハメド通産相が自身の「フェイスブック」で明らかにした。

同相は、韓国ソウルにあるLGエレクトロニクスの研究・開発(R&D)施設で撮影されたプロトン『アイリス』のEVプロトタイプの写真をアップロードした。一度の充電で240kmを走行することができるという。これはマレーシアでも販売が始まっている日産『リーフ』の200kmを上回る。

プロトンとLGエレクトロニクスは数か月に渡りEVの開発を進めている。アイリスのプロトタイプは2台あり、うち1台はプロトンの「テクノロジー・ウィーク」のためにマレーシアに持ち込まれたという。

プロトンは、EVの大量生産を開始するまでにはインフラ整備やインセンティブ、市場からの受容など様々な条件を整える必要があるとして、近い将来に実現できるわけではないとしている。また、新国家自動車政策(NAP)ではハイブリッド車向けのインセンティブは盛り込まれたが、EV向けのインセンティブは明確になっていないとし、高額の費用が必要なEVを大量生産し普及させるには政府による支援も不可欠との考えを示している。

完全輸入車となっている日産リーフは保険、充電ポイントの設置費用などを含めて16万8,800リンギとなっている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月2日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 12分の1『ガンダム』が山陽道・福山SA上り線に登場、公式アパレル自販機も設置
  2. ヤマハが初の長距離ツーリングイベント開催、8万円も「高くない」リピート参加したくなる理由とは
  3. サプライズ! ヤマハの新型125cc、『Fazzio』登場…2025年のモーターサイクル記事ベスト5
  4. アウトバーンで大排気量車にも負けない! 正規輸入された初の『ゴルフGTI』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「無限らしくて最高」「オーラすごそう」MUGEN PRELUDE にSNS注目! 東京オートサロン2026に期待の声
  6. 日産エクストレイル“NISMO”と“AUTECH”の魅力を元プロ野球選手・山﨑武司が語る!PR
  7. 大変身! センチュリー・クーペ&レクサス・ミニバン…2025年の新型車ニュース・ベスト5
  8. 次期トヨタ『ハリアー』は2026年に発表? 詳細予想…2025年ニュース・ベスト5
  9. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  10. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る