商業施設で金曜日の営業を中断へ、礼拝促進のため マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

クランタン州コタバルでは、イスラム教徒による金曜日の礼拝を奨励するため、先月14日からすべての買い物施設やレストランなどの事業所の営業を2時間中断する条例が制定されていたことがわかった。

トレンガヌ州においてもショッピングモールなどの買い物施設を1月2日より2時間営業を停止しており、イスラム教徒の礼拝を推奨する動きが広まっている。

コタバル地区の条例により、金曜日の午後12時30分から2時間にわたり事業所を閉鎖しなくてはならない。イスラム教徒以外も従わなくてはならないことから、不満の声があがっている。

同州のマレーシア華人協会(MCA)の議員は、非ハラル(イスラムの戒律に則った)事業を行っている企業に対しては無意味であるとの見解を示した。チュー・メイフン党首補もコミュニティを対象に導入すべきでると指摘した。

レストラン経営者は、従業員がイスラム教徒ではないが店舗を閉鎖しなくてはならず、ビジネスに影響が出ると不満を示した。コタバルの住民らからも観光産業やビジネスにマイナス影響を及ぼすと懸念の声が上がった。
(ザ・スター、2月16日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  6. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  7. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  8. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  9. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  10. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る