BASFペトロナス、マレーシア・パハン州に2-エチルヘキサン酸工場を着工

エマージング・マーケット 東南アジア
メルセデスF1のスポンサー ペトロナス(資料画像)
メルセデスF1のスポンサー ペトロナス(資料画像) 全 2 枚 拡大写真

BASFペトロナス・ケミカルズは4日、パハン州クアンタンのゲベンで2-エチルヘキサン酸の生産工場の鍬(くわ)入れ式を行った。6月4日付のベルナマ通信、5日付のザ・スター、ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

【画像全2枚】

同社は、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手のBASFの合弁企業。工場はBASFペトロナス・ケミカルズの既存工場の隣接地に建設され、2016年第4四半期の生産開始が見込まれている。生産能力は年間3万トン。

2-エチルヘキサン酸は、合成潤滑油やオイル添加剤の生産等に使われているほか、自動車のエンジン冷却剤、金属塩など様々な産業で広く利用されている。BASFペトロナス・ケミカルズは、芳香剤の原材料の生産工場の建設も行っており、2016年下期の運転開始を見込む。

鍬入れ式に出席したパハン州のアドナン・ヤアコブ首相は、2013年以降年間で平均20億リンギの投資を誘致しているとし、パハン州が域内の事業拡張先として選ばれていると述べた。同州は先ごろ、鉱業などによる環境問題の政策を発表し、汚染問題にも取り組んでいく方針を明らかにした。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  2. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  5. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  6. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  7. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  8. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  9. “立駐ドリフト”で話題になったあのクルマをホットウィールで完全再現!映画『ワイルド・スピード』の最新シリーズをゲットせよPR
  10. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る