マレーシア航空客室乗務員組合、ストライキを延期

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア航空(MAS)に対して、解雇通知の発送中止やすでに解雇された従業員の再雇用などを要求していたマレーシア客室乗務員労働組合(Nufam)は11日、要求が受入れられない場合に実施するとしていたストライキを無期限延期すると発表した。

ショーナ・マーカス書記長は、ストライキの実施時期については議長からの指示を待っている段階だとして明言を避けたが、セランゴール州スバン空港における13日夜の集会は予定通り行う方針を示した。Nufamのイスマイル・ナサルディン議長は9日、48時間以内の要求受け入れをMASに求めてスト実施を予告しており、11日に期限を迎えていた。

MASはMAS従業員組合(MASEU)を承認する一方で、マレーシア客室乗務員組合連合(NUFAM)を公認しておらず、今回のリストラ策についてもNUFAMとの話し合いを拒否してきた。NUFAMと組合代表権を争ってきたMASEUはMASのリストラ策に協力する姿勢を示しており、これを壊そうとするNUFAMを「ギャング」呼ばわりして非難している。なおリオウ・ティオンライ運輸相は、MASとNUFAMに対して対話を行って打開策を探るよう求めている。

MASは2万人いる従業員全員にいったん解雇通知を発送した上で、1万4000人に対して新会社への再雇用をオファーしている。オファーを受けた従業員は12日午後5時までに受けるかどうか意思表示をする必要があるが、11日夜までに70%にあたる9800人がオファーを受ける意思を示しているという。

《伊藤 祐介》

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