BERSIH4.0直前調査、47%が開催に反対…ムルデカセンターが実施 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

公正な選挙を求める活動を行なっている非政府組織(NGO)が8月29日から31日未明にかけて実施の大規模集会、「BERSIH(クリーン)4.0」に関する直前のアンケート調査結果を世論調査機関のムルデカ・センターが発表した。

回答者の43%が集会開催に「賛成」と回答したが、47%が「反対」と答えたことがわかった。10%が「不確か」もしくは回答を拒否した。賛同者が多いイメージだが、マレー系は比較的否定論が多いことがわかった。

同調査は、8月15日から21日にかけて、マレーシア半島の21歳以上の男女を対象に電話で聞き取ったもので、1010人が回答した。民族の比率は、60%がマレー系、31%が華人系、9%がインド系。

民族別では、マレー系の70%が「反対」、わずか23%のみが「賛成」と回答し、「反対」が圧倒的に多かった。一方で華人系は「賛成」が81%に登り、わずか10%が「反対」と答えた。インド系では、51%が「賛成」、22%が「反対」と答えた。

BERSIH4.0の賛成理由として最も回答数が多かったのは、「選挙制度や議会制度の改善」だった。それに、「政府への不満」、「ナジブ・ラザク首相への不満」、「物品・サービス税(GST)導入への怒り」、「ナジブ首相の1MDB疑惑問題への怒り」が続いた。民族別ではマレー系と華人系では、「制度の改善」がそれぞれ51%、38%と最も回答率が多く、インド系では「政府への不満足」が44%でトップだった。

一方でBERSIH4.0の反対理由として、最も回答数が多かったのは。「暴力や大混乱への恐れ」が52%で最も多かった。それに「BERSIH4.0を開催しても大きな変化はない」と「ナジブ首相が辞任した場合、マレー系が尊重されなくなることへの恐れ」が続いた。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  6. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
  7. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
  8. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  9. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  10. スズキの新型Vツイン・アドベンチャー『SV-7GX』の新動画が公開! スペック&エンジン音をチェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る