【新聞ウォッチ】米の好景気は本物か? レクサス販売は過去最高、NSX の1号車1億4500万円で落札

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レクサスNX 200t(北米仕様)
レクサスNX 200t(北米仕様) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年2月3日付

●スマホ「0円」罰金も、総務省是正案、奨励金減額求める(読売・1面)

●ANA、強気の拡大戦略、「A380」受注採算にリスク(朝日・8面)

●新NSX1億4500万円、ホンダの復活1号車、米で落札(朝日・9面)

●レクサス販売12%増、15年世界3年連続最高更新(毎日・6面)

●自転車に「隠しモーター」「機材ドーピング」波紋(産経・17面)

●賃金交渉16、日産副会長・志賀俊之氏、生産性向上と両にらみ(日経・5面)

●タカタ、組織文化変革を、米第三者委、欠陥管理の甘さ指摘(日経・11面)

●日系高級車が快走、昨年ガソリン安・米景気回復で(日経・13面)

ひとくちコメント

米大統領選の各党の候補者選びがアイオワ州で始まり、今年11月8日の本選挙に向けた熱い戦いが幕開けした。そんな米国を中心に日本の自動車メーカーの高級車ブランドが世界で快走しているという。

きょうの日経などが報じているが、トヨタ自動車の発表によると「レクサス」の2015年の販売台数は前年比12%増の65万2千台で過去最高を更新。日産自動車の高級車も16%増の21万5250台と初めて20万台を突破。ホンダの「アキュラ」も20万台を超えて5%の増加だったという。

快走の理由としては「ガソリン安や景気回復で好調な米国市場の需要を着実に取り込みつつ、中国や欧州などでも販売を伸ばしている」からだそうだ。

米国の好景気を裏付けるような話ではホンダが10年ぶりに復活させる高級スポーツカー『NSX』の新型1号車の競売価格を聞いてびっくり。米西部アリゾナ州スコッツデールで開催された世界最大級の名車オークション「バレット・ジャクソン・オークション」では120万ドル(約1億4500万円)で落札されたという。

きょうの朝日が伝えている。それによると落札したのは米国の自動車販売会社を創業した男性。別のメディアではヘンドリック・モータースポーツを率いるリック・ヘンドリック氏と明記している。

ホンダは高級車ブランド「アキュラ」からNSXを復活させて今春にも北米で投入する予定。価格は15万6000ドル(約1880万円)からであり、1号車の落札価格はなんとその約8倍。

また、ホンダはこの競売で得た収入の全額を、子どもの教育を支援する団体に寄付するという。2日のニューヨークの株価は再び大幅に下落したが、米国の景気回復が本物かどうかの判断はむずかしい。

《福田俊之》

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