【ホンダ インサイト 新型まとめ】セダンに生まれ変わった3代目…燃費や価格、試乗記

ホンダ・インサイト 新型
ホンダ・インサイト 新型全 9 枚

初代はクーペ、2代目は小型ハッチバックだったホンダのハイブリッド専用車『インサイト』が、ミドルサイズセダンとして4年半ぶりに生まれ変わった。内外装には先代にはない高級感をまとい、新型『シビック』をベースに、1.5リットルエンジンと2モーターを搭載している。

目次

  1. 上質な走りと低燃費を両立したミドルセダン
  2. 「デザインを性能に具現化」、作り込まれたプライムセダン…開発者インタビュー
  3. 環境車から本質的な車への脱皮を図る[詳細画像]
  4. なぜモデルチェンジでセダンになったのか[開発者インタビュー]
  5. 【試乗】乗り心地がさらに上質になれば「鬼に金棒」…青山尚暉
  6. 【4100km試乗】“三度目の正直”の再投入、そこに情熱はあるか[前編]
  7. 【4100km試乗】ホンダ好きなら納得の出来、だが必要なのは「名刺代わりの一発」[後編]
  8. 改良新型、新グレード追加でラインアップ拡充

上質な走りと低燃費を両立したミドルセダン

ホンダは、新型ハイブリッド車『インサイト』を12月14日より発売する。

3代目となる新型は、環境車のあり方が多様化し普及が進む中、走り、デザインだけでなく、すべてにおいて「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」を目指し開発したミドルセダン。

パワートレインは、2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD」と、コンパクトな1.5リットル DOHC i-VTECエンジンを組み合わせ、上質な走りと34.2km/リットルの低燃費を両立。また、「EV」「ハイブリッド」「エンジン」と3つのドライブモードを備え、道路状況やドライバーの操作に応じて使い分けることで、爽快なドライビングを楽しむことができる。

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上質な走りと低燃費を両立したミドルセダン 画像

ホンダ・インサイトEX(ルナシルバー・メタリック)ホンダ・インサイトEX(ルナシルバー・メタリック)

「デザインを性能に具現化」、作り込まれたプライムセダン…開発者インタビュー

新型インサイトのコンセプトキーワードのひとつが「プライム」だ。ただ高級であるとか高価であるのとは違った「上質な」という意味が込められている。上質であることは「タイムレス」「ミニマム」という言葉でも表現できるとする。

これらは新型インサイトの国内プレリリースの席で、開発責任者である堀川克己氏が語った言葉だが、その意味について、堀川氏以下、内外装、電装品、プラットフォームなど各部の開発に携わったエンジニアに、それぞれの立場で語ってもらった。

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  • 堀川克己氏
  • 稲葉修氏
  • 斎藤雄二氏

環境車から本質的な車への脱皮を図る[詳細画像]

ホンダは新型ハイブリッド車『インサイト』を12月14日に発売した。ホンダがハイブリッド専用車に命名するインサイト、3代目となる新型はミドルセダンとなり、環境車の普及が進む今、「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」を目指した。

パワートレインには、2モーターならではの力強い加速と滑らかな走りを実現するハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を、1.5リットルDOHC i-VTECエンジンと組み合わせて搭載した。

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  • ホンダ・インサイトEX
  • ホンダ・インサイトEX(シルバー)とEXブラックスタイル

なぜモデルチェンジでセダンになったのか[開発者インタビュー]

ホンダ『インサイト』が3代目となってデビューした。初代はクーペ、2代目はハッチバック、そして今回はセダンとして登場した。なぜ今回はセダンなのか。その理由を開発責任者に聞いた。

i-MMDの特性を生かすと上質なセダンになる

----:インサイトはハイブリッドという基本概念は共通しながらも、これまで2ドアクーペ、実用的な5ドアハッチバックとボディ形態を変えながら、今回はセダンとなりました。まずはその理由から教えてください。

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ホンダ・インサイトホンダ・インサイト

【試乗】乗り心地がさらに上質になれば「鬼に金棒」…青山尚暉

大人のための純然たるセダンに変身

日本国内の登場に先駆け、ひと足早く発売されたアメリカで「グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのが、3代目ホンダ『インサイト』だ。

インサイトはもちろん、歴代同様、ハイブリッド専用車。しかしこの新型は最新のシビックをベースに、先代の5ドアハッチバックから、上質で落ち着いた、大人のための純然たるセダンに変身。ハイブリッドシステムも、1モーターの普及型システム=IMAを改め、ホンダ最新の1.5リットルエンジン+2モーターとなる「SPORT HYBRID i-MMD」を採用する。

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【4100km試乗】“三度目の正直”の再投入、そこに情熱はあるか[前編]

ホンダが2018年末に発売したハイブリッドセダン『インサイト』で4100kmあまりツーリングする機会があったので、インプレッションをリポートする。

インサイトはホンダが1999年に第1世代モデルを投入したハイブリッド専用モデル。だが、洞察力を意味する車名とは裏腹に実車は迷走。第1世代は到底量販を見込めないオールアルミの超小型2シータークーペでトヨタ『プリウス』のライバルたり得ず、しばらくの断絶の後に2009年、サブコンパクト『フィット』をベースに低価格を狙った第2世代を投入したものの、プリウスとの圧倒的な性能差の前に再び屈した。

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ホンダ インサイト EXのフロントビューホンダ インサイト EXのフロントビュー

【4100km試乗】ホンダ好きなら納得の出来、だが必要なのは「名刺代わりの一発」[後編]

ホンダのハイブリッドサルーン『インサイト』第3世代で4150kmツーリングする機会を得た。前編では主にシャシーのドライブフィールについて述べた。後編はパワートレインの話から入っていこうと思う。

余裕のパワーとウルトラスムーズネスを見せた

インサイトのパワートレインは「i-MMD」と名づけられた2モーター式ハイブリッド。最高出力80kW(109ps)、最大トルク134Nm(13.7kgm)を発生する1.5リットルミラーサイクルエンジンで発電機を回し、その電力で最高出力96kW(131ps)、最大トルク267Nm(27.2kgm)のドライブモーターを駆動させる、いわゆるシリーズハイブリッドと呼ばれる方式である。

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  • ホンダ インサイト EXのフロントビュー。デザインに関する印象は主観的にならざるを得ないが、スタイリング作りがあまりに不自然だった一時期の混迷から脱却する気配がありありとうかがえた。
  • インサイト EXのリアビュー。シビックセダンより左右10mmずつ広がっただけでこれだけふくよかさが増すのかと驚いた。
  • フロントマスクは左右のヘッドランプと中央部を連結してブーメランのような形にする「ソリッドウイングフェイス」の残滓が感じられるが、それも「クラリティ」シリーズなどに比べればはるかに自然なデザインに。
  • サイドビュー。空力的洗練を感じさせる流れるようなラインが特徴。
  • エンジンルーム。1.5リットルエンジン+2モーターのハイブリッドシステムのパフォーマンスは抜群で、燃費と動力性能を見事に両立していた。
  • 燃費は速いペースで走ったことを考慮すると驚くべき高水準で推移。日本の速度レンジでは最新のディーゼルでもマイルドハイブリッドなどの飛び道具を備えないかぎり、CO2排出量でガソリンフルハイブリッドに勝つのはもはや難しいだろうと感じられた。

改良新型、新グレード追加でラインアップ拡充

ホンダは、ハイブリッド専用車『インサイト』をマイナーモデルチェンジし、5月29日より発売する。

3代目インサイトは、2018年12月の発売以来、シンプルかつ魅力的なローワイドなデザインや、1.5リットル e:HEVがもたらす力強い走り、ハイブリッド車であることを感じさせない居住空間、容量519リットルのトランクルームといった使い勝手などで好評を得てきた。

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ホンダ インサイト EX ブラックスタイルホンダ インサイト EX ブラックスタイル

《滑川寛》

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