【ホンダ NSX 改良新型まとめ】推敲を重ね高みを目指す…変更点や価格、試乗記

アキュラNSXの2019年モデル
アキュラNSXの2019年モデル全 8 枚

2016年に復活した2代目ホンダ『NSX』。デビューから約3年半が経ち、2代目のマイナーチェンジが行われた。大幅な仕様変更は無いが、足回りのチューニングを見直しハンドリング性能を磨き上げたという。

目次

  1. 一体感を追求するために足回りを徹底的に見直した
  2. 3モーターハイブリッド SH-AWD はエコ指向の設計ではない
  3. 2019年モデル受注開始、ダイナミクス性能を進化 2370万円
  4. 【試乗】「できるドライバー」向けのスーパースポーツAWDだ[360度動画]
  5. 【試乗】2019年モデルは「極上快適スーパースポーツ」だ…島崎七生人
  6. ロングビーチで市販車最速[動画]
  7. アキュラ米国販売が4年ぶりに増加、NSX は改良新型効果で62%増 2019年上半期
  8. 2020年型に初代オマージュの新色イエロー 8月13日発表へ

一体感を追求するために足回りを徹底的に見直した

2代目ホンダ『NSX』の2019年モデルが25日、日本国内で正式発表され、同日、受注も開始された。2016年モデルから大幅な仕様変更はないが、サスペンションのハード、ソフトがリファインされ、人と車の一体感を進化させた。

1990年初代NSXは「スポーツの解放」として、だれでも楽しめるスーパースポーツカーとして発売された。価格とだれでもスポーツ性能を楽しめる乗りやすさが長年、コアなファンの心を掴んできたNSX。2代目でもこのコンセプトは受け継がれ、2019年モデルは主に乗り味や操縦性の改善をしたという。

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一体感を追求するために足回りを徹底的に見直した 画像

  • NSX2018モデル:メディアプレビュー
  • 2019年モデルの開発責任者:水上聡氏
  • NSX2018モデル:メディアプレビュー
  • タイヤはコンチネンタルの専用タイヤ。カーボンディスクはオプション
  • NSX2018モデル:メディアプレビュー
  • NSX2018モデル:メディアプレビュー

3モーターハイブリッド SH-AWD はエコ指向の設計ではない

25日に国内正式発表されたホンダ『NSX』2019年モデル。特徴は前モデルから引き継ぐSH-AWDシステム。ハイブリッドシステムの一種だが、ふつうハイブリッドから連想するものとは設計思想が異なる。担当者によれば、いまのところこの制御はホンダしかできないという。

SH-AWDは1エンジン、3モーターを使った独自のハイブリッド4WDシステム。ミッドシップのNSXではエンジンは当然ながら後輪を駆動する。これにバッテリー駆動のモーターアシストシステムを追加している。仕組みとしてはホンダのi-DCDとほぼ同じものでエンジン出力と同軸上にモーターを配置する。モーターの制御は主に加速時のトルクと減速時の回生ブレーキによるトルクベクタリングなど。燃費重視の走行モードもあるが、基本的には走行性能アップのためにモーターを積極的に使う思想だ。

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NSX 2019年モデル メディアプレビューNSX 2019年モデル メディアプレビュー

2019年モデル受注開始、ダイナミクス性能を進化 2370万円

ホンダは、スーパースポーツモデル『NSX』を改良、2019年モデルの購入申込みの受付を10月25日より開始。2019年5月に発売する。価格は2370万円。納期の見通しは約半年から1年。

今回の改良では、日常からサーキットでのスポーツ走行まで、あらゆるシーンでのコントロール性や、アクセル操作におけるドライバビリティー、路面との接地感のさらなる向上を目指し、ダイナミクス性能を進化。新開発の専用タイヤを採用するとともに、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%と、それぞれ剛性を高め、クルマとしての基本性能を向上させた。

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2019年モデル受注開始、ダイナミクス性能を進化 2370万円 関連記事

【試乗】「できるドライバー」向けのスーパースポーツAWDだ[360度動画]

新型ホンダ『NSX』2019年モデルに、袖ヶ浦フォレストレースウェイで全開試乗。見た目には殆ど変わりがないが、その走りはどう進化したのか。ドライバーはおなじみ、レーサーの桂伸一氏だ。

今回なんと、レスポンス 360度VR動画史上2位となる最高速「197km/h」をマークした、新型ホンダNSX。この数字からも進化の一端が垣間見えるが、トータルバランスはどうか。動画で確かめていただきたい。

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  • ホンダ NSX 新型(2019年モデル)
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  • ホンダ NSX 新型(2019年モデル)
  • ホンダ NSX 新型(2019年モデル)
  • ホンダ NSX 新型(2019年モデル)
  • ホンダ NSX 新型(2019年モデル)

【試乗】2019年モデルは「極上快適スーパースポーツ」だ…島崎七生人

正しい2代目NSX像に上書きされた

2世代目『NSX』にデビュー最初に試乗した際の思いは内心フクザツだった。

まして2000万円超、ホンダの最高、最新の技術が投入され、元来スポーツカー好きのアメリカ人エンジニアのセンスが息づいてとあらば、つまらないクルマにはなっていないはず……そう考えられたからだ。

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ホンダ NSX 新型(2019年モデル)ホンダ NSX 新型(2019年モデル)

ロングビーチで市販車最速[動画]

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは4月12日、『NSX』(Acura NSX)の改良新型となる2019年モデルが、米国カリフォルニア州ロングビーチ市街地コースにおいて、市販車の最速ラップタイムを記録した、と発表した。

NSXの2019年モデルでは、シャシーのコンポーネント、タイヤ、ソフトウェアのチューニングを変更。ドライバーの狙いにさらに忠実に反応し、毎日の運転からサーキットまで、あらゆる状況でパフォーマンスを引き上げた。限界時には、バランスやコントロール性が向上。微妙なアクセル操作により、より正確にアンダーステアやオーバステアを調整することができるという。

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ロングビーチで市販車最速[動画] 画像

米国カリフォルニア州ロングビーチ市街地コースで市販車最速ラップタイムを記録したアキュラ(ホンダ )NSX 改良新型米国カリフォルニア州ロングビーチ市街地コースで市販車最速ラップタイムを記録したアキュラ(ホンダ )NSX 改良新型

アキュラ米国販売が4年ぶりに増加、NSX は改良新型効果で62%増 2019年上半期

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラ(Acura)は7月2日、2019年上半期(1~6月)の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は7万3767台。前年同期比は1.5%増と、4年ぶりに前年実績を上回った。

セダン系では、スポーツセダンの『TLX』が、1万3172台を販売。前年同期比は22%減と、2年連続のマイナスだ。『ILX』は6956台を売り上げ、前年同期比は25.9%増と、2年連続で前年実績を上回る。最上級車の『RLX』(日本名:ホンダ『レジェンド』に相当)は673台で、前年同期比は27%減と後退した。

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アキュラ米国販売が4年ぶりに増加、NSX は改良新型効果で62%増 2019年上半期関連記事

2020年型に初代オマージュの新色イエロー 8月13日発表へ

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは8月8日、『NSX』(Acura NSX)の2020年モデルを、米西海岸で開催されるモントレー・カー・ウィーク中の、8月13日にカーメルで開催される、コンクール・オン・ジ・アベニューで初公開すると発表した。

現行NSXは2015年1月、デトロイトモーターショー2015でワールドプレミアされ、新世代のハイブリッドスーパーカーとして、復活を遂げた。日本ではホンダブランドで販売される。生産は、米国オハイオ州メアリーズビルに新設された「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター」だけで行われている。2018年秋に発表された2019年モデルでは、現行モデルのデビューからおよそ3年半が経過し、初の本格改良が施された。

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アキュラ(ホンダ)NSX の2020年モデルアキュラ(ホンダ)NSX の2020年モデル

《滑川寛》

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