百度「Apollo」、第6世代の自動運転車発表…コストを60%削減

百度「Apollo」、第6世代の自動運転車発表…コストを60%削減
百度「Apollo」、第6世代の自動運転車発表…コストを60%削減全 3 枚

中国の百度(バイドゥ)は5月15日、第6世代の自動運転車を、武漢で開催した「Apollo Day 2024」で発表した。

百度の自動運転オープンプラットフォーム「Apollo」は、10年にわたって進化してきた。今回のイベントでは、世界初のレベル4の自動運転を可能にする「Apollo ADFM」を発表し、第6世代の無人の自動運転車を20万元(約450万円)で販売することを明らかにした。

百度のApollo ADFMは自動運転の安全性を人間の運転の10倍以上に高め、都市全域の複雑なシナリオをカバーすることが可能という。これにより、武漢市内の全域で無人の自動運転車の運行が実現し、多くの市民に便利な移動サービスを提供している。

4月時点で、百度Apolloの自動運転による走行距離は1億kmを超え、重大な事故は発生していない。各無人車には500万元の保険が付与されており、過去2年間のデータでは、事故率は人間の運転の1/14に過ぎない。

2021年から市場化を進めている自動運転車は、全自動管理システムを構築し、安全性を確保している。無人車は出発前に厳格なテストを受け、遠隔診断システムで定期的に状態をチェックしている。緊急時にはSOSサービスも提供され、乗員の安全を確保している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る