ハンコック、持続可能なタイヤ生産へ…循環型シリカの開発で提携

ハンコックがベルギーの化学大手ソルベイと革新的な「循環型シリカ」の共同開発に向けた覚書を締結
ハンコックがベルギーの化学大手ソルベイと革新的な「循環型シリカ」の共同開発に向けた覚書を締結全 1 枚

韓国のタイヤメーカーのハンコックは、ベルギーの化学大手ソルベイと革新的な「循環型シリカ」の共同開発に向けた覚書を締結したと発表した。この戦略的パートナーシップは、タイヤ製造における循環型シリカの開発に焦点を当てており、持続可能なタイヤ生産に向けた重要な一歩となる。

両社は、ハンコックタイヤの最先端研究センターのハンコックテクノドームで調印式を行った。式には、ハンコックタイヤのボンヒ・ク社長兼最高技術責任者(CTO)やソルベイのアン・ナイテンス シリカ・特殊化学品事業部門社長らが出席し、様々な原料からの循環型シリカ開発に向けた協力を確認した。

世界のタイヤメーカーは、持続可能な原料の含有量を増やすため、廃棄された籾殻から作られる「籾殻灰シリカ」を利用してきた。しかし、この手法は高コストや供給地域の多様化の限界など、一部の地域で課題に直面している。籾殻は体積重量が大きいため、輸送コストが高くなるという物流上の課題もある。ハンコックタイヤは、これらの制限を克服するため、ソルベイが提案する様々な原料からの循環型シリカ開発を積極的に探求している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る