「薄利多売」ならまだしも、売っても、売ってもほとんど儲けにならないのは無駄足を踏むことにもなりかねないが、2025年度も国内で最も売れた新車は、皮肉にも四輪事業の不振などで巨額の赤字に見舞われたホンダの軽自動車『N-BOX』だったという。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表したもので、きょうの各紙にも「N-BOX 5年連続首位」などのタイトルで取り上げているが、その販売台数は前年度比5.6%減の19万8893台となり、5年連続で首位をキープしたそうだ。
N-BOXは2023年10月に6年ぶりに全面改良。改良後の24年度からは台数を落としたが、車室空間の広さや高い燃費性能など、ユーザー目線で見てもライバル車と比べて「 “コスパ”が最高」という評判からも根強い人気を維持しているようだ。
2位はスズキの軽自動車『スペーシア』で3.2%減の16万3054台で、前年の3位から1つ順位を上げたほか、3位はトヨタ自動車の小型車『ヤリス』で10.1%減の15万4627台だった。
さらに、4位にはダイハツ工業の軽自動車の『ムーヴ』が2.1倍の13万2969台で、認証不正問題が響いた24年度の23位から大躍進。5位のトヨタの『カローラ』以下、6位がダイハツ『タント』、7位がトヨタの『ライズ』、8位もトヨタの『シエンタ』、9位もトヨタの『ルーミー』。そして10位にはホンダの『フリード』だったが、完全子会社のダイハツを含めると、ベスト10位内にトヨタグループが7車種を占めた。
相変わらずのトヨタの“独占”状態やN-BOXの5年連続首位など、ニュース性にはやや欠けるとみられるが、きょうの日経は「EV復調、トヨタけん引」との見出しで、「国内の電気自動車(EV)販売が復調。1~3月は同四半期として過去最高になった」と掲載。「1月に購入補助金が増えたトヨタ自動車が好調だった一方、補助額にトヨタと100万円近い差がついた中国・比亜迪(BYD)は伸び悩んだ」として「補助金の格差で明暗が出た」とも伝えている。
ただ、25年度の国内のEVの販売台数は前年度比26.7%増の7万2527台。EVが乗用車全体の国内販売に占める比率はわずか1.9%にとどまっていのが現状で、普及を促進する目的の国の補助金政策に大差をつけるのは異論もあるようだ。
2026年4月7日付
●予算きょう成立へ、参院予算委「締めくくり」合意 (読売・1面)
●スズキの挑戦、インドの開拓者(上)、「国民車」生産トップ熱弁、ライバルを逆転印市場進出 (読売・7面)
●マツダ中東向け生産停止(読売・7面)
●東南アジア三菱自の正念場、フィリピンでHV生産・販売へ、格安EV売り中国台頭 (朝日・7面)
●ガソリン補助2カ月で枯渇か、1兆円政府基金 (毎日・1面)
●N-BOX5年連続首位、25年度国内新車販売19万8893台(毎日・6面)
●日本関係船3隻通過、商船三井系 (東京・3面)
●関東~関西500キロ自動運転に成功、T2、工事区間も適切に車線変更(日経・12面)
●都内に新研修施設、ブリヂストンが開所、整備・販売能力向上へ (日経・12面)
●EV復調、トヨタけん引、BYDは減速、補助で明暗、1~3月国内 (日経・13面)
●国内二輪出荷台数、昨年度、4年ぶり増、中・大型バイクけん引 (日経・13面)
●中古車競売9%高、3月、7カ月連続プラス、春商戦向け需要は一服 (日経・19面)




