【会田肇が解説】新型カロッツェリア『HDDサイバーナビ』は史上最強か

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【会田肇が解説】新型カロッツェリア『HDDサイバーナビ』は史上最強か
【会田肇が解説】新型カロッツェリア『HDDサイバーナビ』は史上最強か 全 7 枚 拡大写真

●エージェントがドライブの行程管理

“史上最強のカーナビ”を欲しいままにしてきたカロッツェリア『HDDサイバーナビ』が5月7日フルモデルチェンジを行った。今回の目玉は、ドライバー一人ひとりの志向に合わせた『エージェント機能』を持たせたことにある。

パイオニアによれば、これは「カーナビが情報と現況を解釈する意志を持ち、ドライバーの意識を超えて機能する。そしてカーナビ機能にとどまらず、AV機能までも取り仕切る」としている。つまり、カーナビを使っているうちに、カーナビがドライバーの嗜好を学習して好み合わせたルート案内やエンタテインメントを展開するといった能力を持っていくというワケなのだ。

たとえば、新しいHDDサイバーナビを使って目的地を設定するとしよう。それは学習能力を持った『ドライブプランナー』と呼ばれる新機能によって取り仕切られる。「いつ」「どこから」「誰と」「どこへ」を指定するだけで、新しいHDDサイバーナビはドライバーの好みや状況に合った最適なドライブプランを提案するのだ。

目的地を「観光エリアから探す」とすると、季節や同行者を考慮に入れたドライブスポットを表示し、さらにエリアを指定するとお勧めスポットをとりあえず3つ提示する(最大10施設まで追加可能)。この時、そば屋によく行く人なら食事場所としてそのエリアのそば屋を案内するし、しかも各スポットの営業時間や滞在時間、食事時間、最終目的地を踏まえた上で選ぶというから驚きだ。

圧巻なのはドライブの行程管理をカーナビが行うということだ。あらかじめプラン実行日を指定しておくと、その日になればカーナビ起動時にそのプランを実行するかどうかを自動的に訊ねてくる。しかも、スケジュールが予定よりも早くなるときはプランを前倒しで、逆に遅れるときは、仮に次のスポットの営業時間に間に合わないような場合、それを飛ばすかどうかを問いかけてくるのだ。また、ドライブの途中ではリアルタイムの遅れを検出して、仮に本来のスケジュールから20分以上遅れると、それをドライバーに通知し、短縮に最適なルートが見つかればそれも提案してくれる。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 続きを読む

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. ジープ『レネゲード』2027年モデルに注目集まる…6月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る