精彩を欠くマレーシアの中国系上場企業、公開株価を下回る

エマージング・マーケット 東南アジア

中国系企業の上場後の株価が精彩を欠いている。これまでに9社がブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に上場したが、19日の株価はほとんどが公開価格を下回った。 

アナリストは「不祥事が原因で中国系企業に対する投資家の信頼が低い、株価低迷は当然の結果」とコメントした。

HBグローバルの場合、外部監査人から財務諸表の矛盾を指摘された。近く竹製床材メーカーのカンガー・インターナショナルが新規株式公開(IPO)に乗り出すが、同アナリストは、ほかの中国系上場企業と同じ道筋をたどると予想している。

同アナリストはさらに、中国系企業が投資家の信頼を得るためにはバランスシートを健全に保ち、高配当を約束することとしている。
中国企業として初上場したシンスアン・インターナショナルのIPO価格は1.71リンギ、19日の終値は95セン。

小栗 茂

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