クアラルンプール一等地の不動産を売却 売却先は不祥、「トリプルA」の価値

エマージング・マーケット 東南アジア

ローク・ワンヤット・リアルティが、クアラルンプール(KL)中心部の「ペトロナス・ツインタワー」付近の土地及び「アジアン・ヘリテージ・ロウ」として知られる不動産を売却した。

関係筋によると、ジャラン・アンパンにある1.38ヘクタールの自由保有権付きの土地で、4億9534万リンギ、1平方フィートあたり3325リンギで売却された。過去最高水準の売却価格となった。

「ウィスマ・セントラル」と中国寺院にはさまれた場所にあり、バンガロー4軒と、レストランがある。売却先は明らかになっていないが、英字紙「ザ・スター」によると、台湾の高層ビル「台北101」の開発に関わった経験のあるバイヤーの可能性があるという。

不動産鑑定士によると、今回売却された土地は「トリプルA」の価値がある不動産だという。建設後40年が経つ「ウィスマ・セントラル」も今後再開発される可能性があるが、アパートメントと小売ユニットのオーナーの了承を得る必要がある。

「アジアン・ヘリテージ・ロウ」はジャラン・ドレイサミーにあり、1000平方フィート規模の物件が12あまり集まっている。1軒につき、1平方フィート1000-2000リンギで取引されたと見られている。

バイヤーは、起業家のウィリアム・ン氏。戦前に建てられた建物の再生プロジェクトを行い、飲食店やナイトクラブなどに改装した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  6. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  7. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
  8. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  9. 懐かしのクルマが昭和の街並みをパレード…喜多方レトロ横丁 昭和レトロモーターShow 2025
  10. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る