クアラルンプール一等地の不動産を売却 売却先は不祥、「トリプルA」の価値

エマージング・マーケット 東南アジア

ローク・ワンヤット・リアルティが、クアラルンプール(KL)中心部の「ペトロナス・ツインタワー」付近の土地及び「アジアン・ヘリテージ・ロウ」として知られる不動産を売却した。

関係筋によると、ジャラン・アンパンにある1.38ヘクタールの自由保有権付きの土地で、4億9534万リンギ、1平方フィートあたり3325リンギで売却された。過去最高水準の売却価格となった。

「ウィスマ・セントラル」と中国寺院にはさまれた場所にあり、バンガロー4軒と、レストランがある。売却先は明らかになっていないが、英字紙「ザ・スター」によると、台湾の高層ビル「台北101」の開発に関わった経験のあるバイヤーの可能性があるという。

不動産鑑定士によると、今回売却された土地は「トリプルA」の価値がある不動産だという。建設後40年が経つ「ウィスマ・セントラル」も今後再開発される可能性があるが、アパートメントと小売ユニットのオーナーの了承を得る必要がある。

「アジアン・ヘリテージ・ロウ」はジャラン・ドレイサミーにあり、1000平方フィート規模の物件が12あまり集まっている。1軒につき、1平方フィート1000-2000リンギで取引されたと見られている。

バイヤーは、起業家のウィリアム・ン氏。戦前に建てられた建物の再生プロジェクトを行い、飲食店やナイトクラブなどに改装した。

千田真理子

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