ペナン第3リンク計画、ゼニスとアストラルが調査実施

エマージング・マーケット 東南アジア

ゼニスPMCはアストラル・サプリーム・コンストラクションと提携し、ペナン-バタワース間の海底トンネルの建設プロジェクトの実現可能性調査を実施する方針を明らかにした。

両社は15日、トンネルの設計に関する調査実施で合意、合弁契約を締結した。

プロジェクトはペナンとマレーシア半島をつなぐ第3のリンクとなる。ゼニス・コンストラクションと中国企業北京城建集団(BUCG)などによる合弁会社のコンソーシアム・ゼニス・BUCGがペナン州から海底トンネルと高速道路建設契約を受注している。コンソーシアム・ゼニスが、ゼニスPMCとアストラル・サプリームに対して実現可能性調査の実施および設計を発注した。

調査では技術面の調査やプロジェクトの実施に関する分析が行われる。また環境影響評価も実施される。

第3リンクの建設により交通渋滞の緩和や州経済への貢献、投資誘致、雇用機会の増加などが期待されている。プロジェクトでは▽ガーニー・ドライブとバガン・アジャムを結ぶ海中トンネル(6.5キロメートル)▽ガーニー・ドライブ-レブラヤ・トゥン・ドクター・リム・チョンエウ・バイパス(4.2キロ)▽レブラヤ・ドクター・リム・チョンエウ-バンダル・バル・アイル・イタム・バイパス(4.6キロ)▽タンジョン・ブンガ- テルク・バハンを結ぶ道路(12キロ)一一を10年かけて建設する計画だ。

千田真理子

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