ブルサ・マレーシア上場の中国企業株への関心薄まる

エマージング・マーケット 東南アジア

ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に上場している中国企業の株式への投資家からの投資意欲が、株価の下落と共に落ち込みを見せている。

スポーツシューズ製造業者、麦斯威国際(マクスウェル)・インターナショナル・ホールディングスは別の証券取引所での上場を検討しているという。

少数株主ウオッチドッグ・グループ(MSWG)は、中国企業は手持ち現金が豊富であることから、安定した配当金支払いを行うなどし、新たな投資家を誘致すべきだと指摘した。

マクスウェルは昨年末締めの通年決算で1株当たり19.47センの純利益を計上した。手持ち現金の額は1株79センに相当したが配当金は支払われなかった。

英字紙「ザ・スター」の調査によると、ブルサ上場の中国企業9社全ての株が新規株式公開(IPO)価格を下回る株価で取引されている。1株当たりの純資産価値(NAV)以上で取引されていたのは1社にとどまった。

ファンドマネージャーからは、中国企業がブルサでの上場を廃止することも考えられると指摘。一方で香港やシンガポールの証券取引所は規模が大きいため上場先としては、これらの中国企業にはそぐわないとの意見もある。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  6. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  7. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
  8. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  9. プジョー『2008』のタイヤ空気圧がおかしいんだが…12月掲載のリコール記事ランキング
  10. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る