国連向け報告書、人権団体が政府の嘘を指摘…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

人権状況の普遍的・定期的審査(UPR)のための非政府組織(NGO)の団体、Comangoは、国連人権理事会へのリポートにおいて連邦政府が嘘をついていると批判している。

Comangoには女性や市民の人権保護団体が参加している。

リポートは20ページに渡るもので、マレーシアにおける人権状況や改善に向けた取り組みについて書かれている。女性や子供、先住民族の医療や教育を受ける権利、政治、市民権などについての内容が網羅されている。

Comangoによると、リポートの中で政府は2009年のUPRで指摘された内容に基づいた勧告を全て実施している、もしくは調査中と表現しているが、具体的な改善策については触れられていない。また、国内治安維持法(ISA)の廃止には触れられているものの、ほぼ同様の内容である1959年犯罪防止法(PCA)の改正案が可決された件については表記がない。また、ゲイやレズビアンなど性的マイノリティの人権保護に関する内容もリポートには含まれていない。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  6. 日産エクストレイル”ROCK CREEK“の魅力を人気インフルエンサー・あずあずが語る!PR
  7. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  8. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  9. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
  10. 「着物グリルすこ」日産『セレナ』の新デザインがSNSで話題沸騰「ミニバン業界が熱い」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る