GST&砂糖補助金削減で物価上昇懸念 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

10月25日に発表された2014年度予算案に物品・サービス税(GST)の導入や砂糖に対する補助金の撤廃が盛り込まれた。

消費者の間で物価上昇に対する懸念が出ており、免除アイテムを拡大すべきとの声も上がっている。

GSTは2015年4月1日に導入される。税率は6%で、売上税とサービス税は廃止される。料理用油、コメ、小麦粉などの生活必需品には適用されない。また一般の電気料金、水道代、公共交通機関、政府が提供する諸サービスや住宅購入の際にも適用されない。

ペナン消費者協会は、イワシの缶詰やパン、ビスケットなどは低所得層生活必需品となっており、免税にすべきとの見解を示した。GSTは高所得層が購入する高級食材を対象にすべきとコメントした。

マレーシア消費者協会(FOMCA)は、低所得者に対するセーフティ・ネットを導入すべきと表明。廉価住宅の提供や公共交通機関の料金の割引などを行うべきとの見解を示した。

一方で26日付で撤廃された砂糖の補助金に対して、マレーシア中小企業協会(SMIA)は炭酸飲料や強壮飲料のコストの20%は砂糖が占めており、企業の利益マージンの縮小につながるとの見解を示した。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  6. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  7. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  8. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  9. 585万円で発売の軽キャンピングカーに注目…7月の新型車ランキング
  10. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る