マレーシアの来年度予算案で砂糖に対する補助金撤廃が盛り込まれたことについて、ナジブ・ラザク首相による「砂糖の摂り過ぎは性欲を失わせる」との説明が話題となっている。南洋商報などが報じた。
ナジブ首相は砂糖の摂り過ぎが糖尿病患者を増やすことになるとの理由から、価格が上がれば摂取量が減るので健康にとってはいいことだと強調。加えて冗談めかして砂糖と性欲の関係を語った。
この発言に対して、科学的根拠が不明であることを理由に疑問視する声がネット上で上がっている。またムヒディン・ヤシン副首相がナジブ首相の発言を補足する形で糖尿病のリスクについて触れ、先ごろ糖尿病の合併症で亡くなったケダ州のアジザン・アブドル・ラザク前首相の名前を挙げたことから、アジザン氏の息子らが「傷口に塩を塗る発言」と批判する騒ぎも起きている。