今年の漢字は「漲」、物価上昇をイメージ…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア華人総連合会(華総、フアゾン)が実施した恒例の今年を表す漢字一文字の投票で、「漲」の文字が選ばれた。

9月30日に募集を開始し全部で331の漢字が寄せられたが、最終的に10つの漢字に絞り込んで投票を行った。投票数は6,349票に達した。「漲」の投票率は36.19%で、2位の「黒」(9.57%)を大きく引き離した。3位以下は▽乱▽変▽選▽貧▽憂▽換▽苦▽争--の順で、あまり良くない意味を持つ漢字が大多数を占めた。

「漲」は「値上がり」とか「溢れる」などの意味があり、燃料価格などの物価上昇をイメージしたものとみられる。2位の「黒」は総選挙での不正を追及する民間組織が行った「ブラック505」や発泡事件などを起こしたマフィアをイメージしたものとみられ、3位から5位は総選挙を念頭に置いたものとみられる。

物価上昇問題が、国をあげての一大イベントだった総選挙を凌駕した形だ。

伊藤 祐介

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