マレーシアで大晦日に物価上昇への抗議デモ、5000人が参加

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア・クアラルンプール(KL)のムルデカ広場で12月31日午後11時半頃、物価上昇に対する抗議デモが行われた。5000人が参加したと見られる。

ムルデカ広場ではクアラルンプール市役所(DBKL)が大晦日コンサートを予定していたためムルデカ広場には2万5000人が集まっていたが、抗議デモが始まったためコンサートは中止された。

抗議デモは、ゲラカン・トゥルン・コス・サラ・ヒドゥップ(TURUN)、大学生団結戦線(SMM)、ソリダリティ・アナク・ムダ・マレーシア(SAMM)などの非政府組織(NGO)が計画したもので、黒いTシャツと反体制の象徴であるガイ・フォークスのマスクを着用し砂糖や高速道路料金などの値上げを抗議した。デモを阻止しようとした警察官2名がケガをした。抗議活動は夜半過ぎまで行われた。

TURUNは声明において、多くの国民が参加したのは、現在の生活費が負担になっていることのあらわれだと発表した。警察は1月1日、大晦日コンサートを中断させたとして特別チームを立ち上げ、捜査を行うと発表した。

広瀬やよい

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