マラッカスルタンの銅貨発見、ヤラセの疑いが浮上

エマージング・マーケット 東南アジア

マラッカ王朝時代の財宝が隠されているとの噂があるマラッカ海峡にあるナンカ島の洞窟で、銅貨2枚が発掘業者によって発見されたがヤラセではないかとの疑いが浮上している。ザ・スターが報じた。

契約延長を勝ち取るために、埋めておいた銅貨を掘り出した自作自演ではないかという。

銅貨を発見したのは州政府から事業を請け負っていたスマート・パートナーシップ社だが、発見されたのは4月30日の午後11時。同社の請負い契約が切れるわずか1時間前だった。これを受けて州政府関係者は、銅貨が本物であることが判明すれば同社との契約を延長することになると語っていた。

スマート社のモハマド・フアド取締役は、ヤラセではないと疑惑を強く否定。銅貨は博物館局に引き渡しており、放射性炭素年代測定が行われるはずだと述べた。発見された銅貨は1枚にはアラビア文字あるいはジャウィ文字が、もう1枚にはサンスクリット文字が入っていた。

埋蔵金伝説のあるナンカ島はマラッカ州の沖合17キロメートルにある小島で、16世紀初頭にポルトガルの攻撃によって陥落する前に、マラッカ王朝のスルタンが財宝を隠したといわれている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  6. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  7. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  8. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  9. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  10. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る