マラッカスルタンの銅貨発見、ヤラセの疑いが浮上

エマージング・マーケット 東南アジア

マラッカ王朝時代の財宝が隠されているとの噂があるマラッカ海峡にあるナンカ島の洞窟で、銅貨2枚が発掘業者によって発見されたがヤラセではないかとの疑いが浮上している。ザ・スターが報じた。

契約延長を勝ち取るために、埋めておいた銅貨を掘り出した自作自演ではないかという。

銅貨を発見したのは州政府から事業を請け負っていたスマート・パートナーシップ社だが、発見されたのは4月30日の午後11時。同社の請負い契約が切れるわずか1時間前だった。これを受けて州政府関係者は、銅貨が本物であることが判明すれば同社との契約を延長することになると語っていた。

スマート社のモハマド・フアド取締役は、ヤラセではないと疑惑を強く否定。銅貨は博物館局に引き渡しており、放射性炭素年代測定が行われるはずだと述べた。発見された銅貨は1枚にはアラビア文字あるいはジャウィ文字が、もう1枚にはサンスクリット文字が入っていた。

埋蔵金伝説のあるナンカ島はマラッカ州の沖合17キロメートルにある小島で、16世紀初頭にポルトガルの攻撃によって陥落する前に、マラッカ王朝のスルタンが財宝を隠したといわれている。

伊藤 祐介

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