東方政策第2波、ハイテク&技術労働者に注力…訪日中のナジブ首相が表明

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相
マレーシアのナジブ・ラザク首相 全 1 枚 拡大写真

ナジブ・ラザク首相は22日、訪問先の東京で、ルック・イースト政策(東方政策)第2波に関して、ハイテクや高い技術を持つ労働者育成に注力し、マレーシアの高所得国家入り、価値連鎖(バリューチェーン)の向上を手助けする方針だと表明した。ザ・スターが報じた。

1980年代初頭、マハティール・モハマド首相時代に提唱された東方政策では、日本や韓国を手本に次世代のビジネス・リーダーの育成として留学生派遣など多くのプログラムが実施されてきた。

ナジブ首相は、東方政策が自身の任期においても継続されているだけではなく、マレーシアの改革プログラムに沿って実施されている点を指摘。日本の経済的なリーダーとしての名声は揺るぎないもので、当然の名誉であると述べた。

ナジブ首相はアジア地域は経済的、政治的にも世界が注目している地域であり、最も人口が多い場所となっているとコメント。向こう20年で、アジア地域は世界の国内総生産(GDP)の40%以上を占めることとなり、世界の中産階級の60%がアジアに居住することとなるだろうと予想した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  6. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  7. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  8. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  9. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  10. レクサス、ベネチア国際映画祭の公式車両に…『ES』新型のEVがレッドカーペットに登場へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る