ペラ州スルタンのアズラン・シャー殿下が死去

エマージング・マーケット 東南アジア

ペラ州スルタン、アズラン・ムヒブディン・シャー殿下が28日午後1時半、亡くなった。86歳だった。

同州のザンブリー・アブドル・カディル州首相が明らかにした。これにともないペラ州は29日を公休日とする。

アズラン・シャー殿下は1928年4月19日生まれで、1985年12月9日にペラ州スルタンに即位。1989年4月26日から1994年4月25日まで、各州スルタンの持ち回り制となっている第9代ヤン・ディ・ペルトゥアン・アゴン(国王)に就任した。

若いころはノッティンガム大学で法律を学び、スルタンに就任するまで連邦裁判所の裁判官、高等裁判所首席裁判官を歴任していた。

2009年に野党連合・人民同盟(PR)所属議員の造反によって与党連合・国民戦線(BN)がペラ州議会で過半数を奪回した際、PRから出されていた議会解散請求を却下し、モハマド・ニザル州首相に辞任を求めた上で、BNから指名を受けたザンブリー氏の首相就任を支持。これを政治介入だと批判した故カーパル・シン氏(民主行動党=DAP)がスルタン誹謗との理由で告発される事件が起きた。

伊藤 祐介

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