マレーシア、ラマダン前に内閣改造か…華人閣僚が1年ぶりに復帰へ

エマージング・マーケット 東南アジア

ラマダン(断食月)が始まる6月28日の前に、内閣改造が行われるとみられている。大臣クラスで最多で4人が交代する模様だ。昨年5月の総選挙から約1年ぶりに華人が閣僚ポストに復帰することになる。ザ・スターが報じた。

政府に近い情報筋によると、与党連合・国民戦線(BN)の構成党・マレーシア華人協会(MCA)のリオウ・ティオンライ党首とウィー・カション副党首、オン・カチュアン書記長、先の補欠選挙で復活した人民運動党(ゲラカン)のマー・シウキョン党首の入閣が有力視されている。ナジブ・ラザク首相はすでに、マー氏の閣僚起用について補選直前に言及している。

総選挙で敗北したことを理由に、MCAやゲラカンが閣僚ポストを辞退した。これら華人政党が定位置としてきた運輸相、観光相、首相府相の3閣僚ポストを統一マレー国民組織(UMNO)議員が埋めており、これらのポストに華人が入れ替わるとみられる。MCAは禊を済ませた党大会で閣僚ポスト辞退の方針を撤回。ゲラカンも先の補選でマー氏が当選して党としての面目を保った。

副大臣ポストの候補には、MCAのリー・チーリョン党首補、ホウ・コックチュン党首補、チュア・ティーヨン党首補らの名前が挙がっている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  6. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  7. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  8. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  9. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  10. トヨタ、新プロジェクト予告…センチュリーやダイハツなど5ブランドが参画
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る