クアラルンプール新国際空港の新格安航空ターミナル、開業予定の更なる遅れの懸念

エマージング・マーケット 東南アジア
クアラルンプール新国際空港の新格安航空ターミナル、開業予定の更なる遅れの懸念
クアラルンプール新国際空港の新格安航空ターミナル、開業予定の更なる遅れの懸念 全 1 枚 拡大写真

セランゴール州セパンのクアラルンプール新国際空港(KLIA)格安航空会社専用ターミナル(KLIA2)の建設について、空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は、1月31日の完工予定日に間に合わない可能性があると明らかにした。

KLIA2のオープン予定は5月2日となっているが、更なるオープン延期につながるとの懸念を示した。

工事の進捗状況は現在95%。完工後に消防署の点検や運転の予行演習や動作確認などを実施する。動作確認には3カ月を要することが見込まれている。完成受け渡しが遅れることで、それらの作業開始も遅延しさらにオープン日の遅延につながるという。

「KLIA2」は格安航空の需要の高まりを受け、現行の格安航空ターミナル(LCCT)に代わるものとして総工費40億リンギをかけて建設が始まった。年間取扱能力は4,500万人に達する見通しだ。オープン日はこれまで3度に渡り変更されている。元々の完成予定は2012年4月だったが、今年6月28日の開業予定に間に合わないことが明らかとなり、オープン日を来年5月2日に延期した。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  2. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  3. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  6. 日産の新型セダンが「コスパ最強」と話題に! モビショーで公開後「リーフの半額!」「どうして日本では…」など反響続々
  7. トヨタ『クラウンシグニア』、2026年モデルを米国発表…ツートン塗装が選択可能に
  8. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  9. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  10. ポルシェ『カイエン』新型、史上最強1156馬力のフル電動SUVに…1335万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る