最低賃金制度が昨年1月に導入されたが、マレーシアの労働者のうちおよそ200万人がいまだに最低賃金に従った賃金を受け取っていないことが明らかになった。
マレーシア労働組合会議(MTUC)のアブドラ・サニ・アブドル・ハミド副議長によると、国内の60-100企業が最低賃金制度に従っていないという。MTUCは、政府に対して、こうした企業に罰則を与えるよう求めている。
クアラ・ランガット選出の国会議員でもあるアブドラ・サニ副議長は、連邦政府はこうした問題を妥協するべきではなく、労働者の窮状を理解するべきだとコメント。真剣に最低賃金制度を施行するべきと述べた。
最低賃金制度ではマレーシア半島の最低賃金は900リンギ、サバ・サラワク及びラブアンは800リンギに設定されている。